1対2指導
個別指導塾の1対2指導について見ていきます。
指導方法を考えるときには、まず1対1指導について考えてみて合わないと思ったときには1対2指導を考えるようにしてください。
個別指導塾では、「演習」「解説」の繰り返しです。
指導時間の半分は解説を受けていて、残り半分は自習しているのが一般的です。
解説時間が生徒にとって十分かどうかは、生徒ごとに違うでしょうし、講師の指導内容によっても違うと思います。
1対2指導では、1対1指導とは違って、必ず演習実習をします。
1対2では自分以外のもう1人の生徒と講師を共有するので自分の思い通りのタイミングで指導を受けられなかったり質問ができなかったりすると思います。
遠慮してしまう生徒だと、思うように質問ができませんし、指導を受ける時間も短くなりやすいので不向きだと思います。
授業時間が1時間だとして1対2指導では、生徒1人あたりの指導時間は単純に30分ということになります。
自分から積極的に質問できない生徒の場合、1人でずっと勉強していなければいけないことになります。
また積極的に質問できたとしても、他の生徒の宿題を見たり、宿題を作成したりする時間も入るため実際の指導時間はさらに短いかもしれません。
実際の傾向としては、1対2指導では1対1ほど講師の指導や対応を期待することはできません。
1対3指導よりは講師が責任感を持って指導してくれやすい環境にあります。
しかしこれは毎回指導する講師が固定されている「担任制」を導入している個別指導塾だけに当てはまります。
講師が毎回変わるケースも多いのです。
また1対2指導の場合、1対1指導と違って他の生徒の兼ね合いがあって、曜日や時間の変更がしにくいというデメリットがあります。